オランダでは国王ウィレム=アレクサンダー(Willem-Alexander)の誕生日を国を挙げてお祝いします。それが4月27日の国王の日キングスデイ( King’s day;Koningsdag)です。
外にいる人々全員が、王家のカラーであるオレンジの洋服や帽子、アクセサリーを身につけて、国中がお祝いムードです。
非常に盛り上がるキングスデイですが、この日に通常の観光や移動をする場合には注意が必要です。ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館、MOCOmuseum は営業しているようでしたが、アムステルダム公共図書館は臨時休業していました。スキポール空港への国鉄は運行していましたが、街を走るトラムに関しては運休区間や臨時ダイヤになっていたりした記憶があります。
また、4/27が日曜日だとキングスデイは前日にずらすそうです。
下記は2018年4月27日にオランダ滞在時の記録です。このときはキングスディという日を知らず、国民全員で国王の誕生日を街中で祝う、という日本では見ない文化にとても驚きました。前日の夜は、カフェやバーにオレンジ色の帽子やサングラス、シャツを着た人たちが多いな、当日の朝は、やけに露天の準備が多いな、くらいに思っていました。
朝は静かでした。正午すぎくらいから人が増えてきて、街のいたるところでオレンジ色を見るようになりました。
上の写真の奥に見える煉瓦色の建物はアムステルダム中央駅です。通常であればこのあたりはトラムが運行しています。
みんなオレンジ色の何かを身につけています。逆につけていない自分が浮いているような気分になってきます。欲しくなっても、街のどこでも売っているので、簡単に調達できます。だいたい€3〜くらいでした。
軽食やアルコールも露店(キッチンカー)で売っていました。
運河にはボートがたくさんいました。次々流れてきますが、どのボートもお客さんでいっぱいで楽しそうです。
特設会場で大音量で音楽を流していたり、路上で楽器演奏している人もいました。
私は午後15時前には市内を離れてスキポール空港へ向かったので、少しの時間しか滞在しなかったのですが、フリーマーケットや移動式遊園地やなど、いろいろな見所があるようでした。